福富建設リビングギャラリー

岡山県岡山市に本社を構える福富建設さまの本社件展示場「リビングギャラリー」の植栽をどうにかしたい。
という連絡を頂いて2019年夏に伺いました。

ギャラリーは約2年前に植栽をしたばかりだけど、なにか調子が悪いし、社長が当時イメージして要望したジブリの森のようなイメージにならない。どうしたら良いかという相談でした。
2017年頃の植栽完了した後の竣工写真。

植えてすぐはきれいな枝葉をしていた樹木ですが、2年の間に枯れたり傷んだり…。
高木は植えられた当初よりも小さくなり、かなり傷んだものが多くありました。

相談を受けたときの外観写真が下です。夏なので緑はきれいですが、それぞれの樹木を見ると傷んだもの、枯れ下がってきたもの。裏向きに植えられて変な生長をしているものなど、様々な問題がありました。それらを手入れや植え替えで整えれば改善していきますが、イメージのジブリ(トトロ)のようなイメージにはなりません。
手前のコナラは枝がつまり、生育が止まって枯れ下がり。ソヨゴも枝先が枯れてきて弱っている。ジューンベリーやカツラも生育不良。その他の植物もそれぞれ様々な問題が会って生育が止まっていました。

そこで既存のものをできる限り活かしながら、新しいものを植えて大幅にやりかえることを提案しました。
まずは既存のものでイメージが合わないカラーリーフの植物。雰囲気やふくとみの家に合わないシマトネリコ。
環境が合わなず痛みが激しいコハウチワカエデ、ハナミズキとイロハモミジ、大きくなるとコントロールできないあまり良くない場所に植えられたヤマモモを移植して、別の場所に仮植え。

新しく配置する植物は一本で大きなボリュームになる植物ではなく、多種多様な植生が出来て、季節の移ろいがお客様との建物の打ち合わせ中に感じられたり、庭の打合の際に、こんな樹木を植えてはいかがでしょうかと実物を見せられるようなものにしました。






植えたもの(移植した既存樹木も含む)
アカシデ、クヌギ、ヒトツバタゴ、ヤマモミジ、常緑ヤマボウシ、ナナミノキ、カツラ、ソヨゴ、カマツカ、コナラ、エゴノキ、アオダモ、ほか。